料理を始めたばかりの時、どうやっても上手に作れなくて落ち込むことがありますよね。
また、毎日料理をしていてもなかなか上達せず、何がダメなのか、どうしたら上手くなれるのかが分からずモヤモヤすることもありますよね。
そんな、料理が下手で悩んでいる人の疑問にお答えします。
- 料理が下手な人の特徴や原因を解説
- 初心者から一歩上達するための改善方法を解説
ちなみに、私は料理歴10年で今は家族の3食のご飯を作っている料理男子です。ただ、料理を始めたばかりのころは、キャベツとレタスの見分けがつかないようなど素人でした。。。
それでも、ダメなポイントを徹底的に追及して「料理が得意!」と言えるようになりましたし、妻にも料理を教えて夫婦で料理を楽しめるようになりました。
そんな、料理が上達した実績と経験をもとに、分かりやすく解説していこうと思います。
料理が上手い人・下手の人の比較
まず、料理下手ってどんな人?というのを、料理上手の人と比較してみていきましょう。
ポイントとして、3つの項目を挙げています。
ポイント | 料理上手 | 料理下手 |
味付け | 万人受けする無難な味 | 個性的な味 |
火加減 | ちょうど良い火の通り | 焼きすぎ・生焼けがまちまち |
手際 | 1つ1つの作業が速い | 1つ1つの作業が遅い |
では、なぜこのような違いが出てきてしまうのか、各ポイントについて詳しくみていきます。
味付けが下手
原因:レシピの分量を守れていない
味付けは、料理の上手い下手を分ける一番重要なポイントです。そして美味しい味付けには、まずレシピを守ることが大切です。
ネットでも本でも、紹介されているレシピは長年培われた実績で出来上がっているため、万人受けする美味しい味になっています。
- 冷蔵庫の食材が足りなかったから…
- めんどうだから調味料は目分量で…
などの理由で、食材や調味料の入れすぎ・入れなさすぎでレシピと違う味になっていることが多いです。
対策1:分量通りの食材を用意する
基本的なところですが、買い出しの時に分量通りの食材を買っておいたり、作り始める前に冷蔵庫の中身を確認して、分量通りの食材を用意しておきましょう。
もし、1つの食材が少しだけ足りないというときは、ほかの食材や調味料も同じ割合だけ減らした分量で料理すると、味付けはあまり変わらなくなるのでおススメです!
対策2:計量カップと計量スプーンを使う
実は、料理下手の多くはこれで解決するはずです。事実、私と妻が飛躍的に料理が得意になったのは、計量カップ・計量スプーンをちゃんと使うようになったからでした。
料理が苦手なころは、切るのも炒めるのも精一杯だったので、わざわざ大さじ一杯や、100ccといった調味料や出し汁の分量を量る余裕がなくて、すべて目分量で入れていました。その結果、同じ料理でも毎回味が違いますし、美味しくできるのもたまにでした。
そこで、ある時から計量カップと計量スプーンを使い始めて、
- はじめに、レシピを見て分量を確認しておく
- 計量スプーンや計量カップを使って、あらかじめ小皿に調味料を出しておく
というように、必要な分量の調味料を最初から用意しておくようにしたら、味付けは安定しましたし、炒め物をしている途中で焦って用意することもなくなりました。
火加減が下手
原因:火の通りが違う食材を一度に調理している
私も経験があるのですが、レシピ通りに作っても、固かったり生焼けっぽかったりする時はありませんか?
原因として、火の通りにくい食材と火の通りやすい食材を同じように炒めたり焼いたりしていることが考えられます。
私が好きでよく作る料理にチャーハンを例に解説していきます。チャーハンには、たまご、人参、玉ねぎ、ウインナーを入れます。
この中で、人参は特に火が通りづらいため、ほかの具材と一緒に炒めるとまず間違いなく生っぽくなりがちです。逆に、人参に良く火を通そうとすると、ほかの具材に火が通りすぎてしまって、最悪焦げ付いてしまいます。
対策:火の通りにくい食材に先に火を通しておく
さきほどのチャーハンの例で言えば、人参に先に火を通しておくと良いです。ある程度加熱された後に、ほかの具材と炒めはじめれば、同じくらいのタイミングで火が通り、きれいな出来上がりになります。
また、先に火を通すときにおススメなのがレンジを使った加熱です。
耐熱容器に具材を入れて数分間チンするだけで、火が通りづらい食材もかなり火が通り柔らかくなります。また、フライパンで炒めるよりもラクなので、とても便利です。
手際が悪い
原因:作業に慣れていない
ここは経験の差が大きく出てしまいますが、一つひとつの作業に慣れていないことで、手際の悪さにつながってしまいます。
- 食材を切るのに慣れていなくて時間がかかる
- 調理の手順が分からず、何度もレシピ本を見るので時間がかかる
- 1つの作業に手一杯なので、同時に片付けまで手が回らない
など、経験豊富な人ならパパっとできることでも、初心者のうちはどの作業も難しいので、手間がかかりがちです。
対策:はじめのうちは気にしない!数をこなす!
手際の良さだけは、料理の経験を重ねて、次第に良くなっていくものです。なので、最初のうちは手際が悪いことをあまり気にせず、時間がかかっても仕方ないくらいの気持ちで大丈夫です。
実際、私も最初の頃はカレーを作るだけで1時間以上かかることはザラにありました。じゃがいもの皮を剥くだけで10分かかったり…
それでも、今では皮むきは1分あればパパっとできるようになりましたし、何か特別なことをしたわけでなく、数をこなすうちに自然と速くなっただけです。
それでも、どうしてもはじめから手際を良くしたいという方は、道具に頼るのもアリです。
今でも私が使っているものの中では、キャベツの千切りをキレイにできるピーラーです。包丁でもできなくはないですが、どうしてもピーラーを使ったほうがキレイに素早くできてしまうので、結構頼りがちです…笑
原因が分かれば料理下手は改善できる
料理が苦手な人がつまづきやすいポイントを解説しました。
料理が上手くいかないのには理由が必ずあります。また、上手くいかないのはあなた自身が悪いわけではなく、これまでは上手くできるポイントをただ知らなかったただけです。
料理が上手にできるポイントをしっかり押さえて、初心者から一歩前進し少しでも「料理が得意!」と思えるようにがんばりましょう!
以上、料理が下手な人の特徴と改善策についてでした!